こんにちは、オンラインショップスタッフTです。
ようやく秋らしい気候になってきました。夏場は「やりたいことがあっても、暑くて腰が上がらない…」なんてことが多かったのですが、最近の涼しさに背中を押されて、ついに我が家でも床のDIYに挑戦しました。場所は洗面所です。
DIYというと「経験がないと難しいのでは?」と思われるかもしれません。
ですが、今回使った「おきピタッとイージー」は、接着剤不要で貼るだけ。DIY初心者でも簡単に床リフォームできる商品です。
今回は実際に使ってみた体験を、できるだけ具体的にご紹介します。
目次
1、「おきピタッとイージー」とは。
まずは商品について。
「おきピタッとイージー」は、当社が開発したプロクオリティの床タイルです。

・厚さ:約2mm
・サイズ:幅約15cm × 長さ約91.4cm(150mm×914.4mm)
・素材:塩化ビニル製(裏面に糊付き)
・入り数:24枚/ケース(約3.3㎡分)
・カラー:全4色
接着剤は不要。裏面のフィルムを剥がしてそのまま貼れるのが特長です。
薄く柔らかいため、カッターやハサミで簡単にカット可能。既存のクッションフロアやフローリングの上からも貼れます。

本格的な見た目と質感
木目の凹凸や色合いまでこだわっていて、DIYでも本格的な床リフォームを実現できます。当社はホテルやオフィスなどの商業施設向け床材も手がけており、その技術を家庭用に応用して落とし込んだのがこの商品。本物のような見た目と質感ながらキズに強く、そのクオリティに驚かれる方も多いはずです。

色バリエーション
「おきピタッとイージー」の色バリエ―ションは4つです。

- 上段左:ソネットオーク(白系の色味)
- 上段右:イングリッシュブラウンオーク(明るめの茶系の色味)
- 下段左:リクレイムオーク(一番濃い目の茶系の色味)
- 下段右:パスカルオーク(薄いベージュ系の色味)
色を変えれば「模様替え感覚」で印象も変えられるので少し悩みましたが、我が家の洗面所にはもともとの床の雰囲気に合わせたパスカルオークを選びました。
2.洗面所をリフォームしてみました
さて、ここから実際の洗面所の床DIYの様子をご紹介したいと思います。
施工手順(準備~カット~貼り広げていく~仕上げ)までの動画もこの記事内にございます、ぜひご覧ください。
使った道具
- 掃除機・ぞうきん
- メジャー
- カッターナイフ、ハサミ、定規、カッティングボード
- 作業用手袋
- 仕上げ用ローラー(または代用品)
特別な道具は不要。DIY初心者でも始めやすいです。
2-1.床をきれいにする
まずは荷物を移動し、掃除機と水拭きで下準備。
実際に膝をついて拭き掃除すると、普段気づかない汚れや床の状態もよく見えてきます。今回は既存のクッションフロアを剥がさず、そのまま上から貼ることにしました。
■初心者の方へ
賃貸住宅でも、クッションフロアやフローリングの上から施工可能です。ただし退去時に原状回復が求められる場合は、剥がすときのリスクも考えておきましょう。
2-2.ビフォーの状態
さて、こちらが今回DIYをする洗面所の写真です。
明るいベージュの床でしたが、15年も経つと黒ずみや変色が目立つようになっていました。家族全員こまめに掃除をする習慣があるのですがそれでもどうしようもなく…。思い切って上から貼ってみることに。

(写真で見るとまだきれいに見えるのですが、実際は細かな染みや傷が多く、毎日の掃除でもカバーしきれない部分が目立ってきていました。)
2-3.仮置きで方向を決める
板を縦方向・横方向に並べて確認。縦貼りにすることにしました。
理由はシンプルで「切る枚数が少なくて済むから」。DIYは楽しく、かつ無理なくできるのが一番です。

(豆知識)一般的には「空間の長い方向と並行」に貼ると広く見えます。が、狭い洗面所のような空間では「カット枚数を減らすこと」を優先するのも一つの選択です。
2-4.カット作業
「おきピタッとイージー」はカッターで切っていただけます。ノコギリ等は不要です。

数回、シュッシュと切り込みをつけて折り曲げて、刃を入れて切り離していきます。また、ハサミで切っていただくのもOKです。
ただし!切る枚数が多いと握力が必要になり疲れますので、基本はカッターで、たとえばちょっとした出っ張りを避けるためのような細かいカットをするときにはハサミを使う、という使い分けをおすすめします。
2-5.貼り付け作業
裏のフィルムを剥がしてペタッと貼るだけ。ただし、一度に全部は剥がさず、貼り始めはフィルムを半分ほど剥がして、右側の写真ように貼りながら残りを剥がしていくのがおすすめです。

粘着力はしっかりしており、2,3度貼って剥がしてを行ったところもありましたが、その程度の調整では弱まりませんでした。多少ズレても貼り直せるのは安心です。
(もともとの床と「おきピタッとイージー」の色が似ていて写真で見分けにくいので、貼ったところを黒点線で囲んでいます)
仕上げにはローラーで圧着し、隙間なく密着させました。

家にはローラーは無かったので、水筒+ぞうきんで代用です!
同じようにもワインボトルなどを布でくるんで代用するのもいいですよ。
3.完成!
貼り終えた洗面所がこちら。
実は壁際は一度貼ってみたものの下地の凹凸が他よりも著しく、変に浮いてしまったので一旦取り外しました。とはいえ…普段は家具で隠れるのでこのままでも問題ナシです!

(▽ビフォーの俯瞰写真。 15年分の経年劣化で、真上の照明を反射したりしなかったりムラがあってちょっとどんよりみえてたのだなと改めて感じました)

踏み心地は以前より硬めで、サラサラした質感で掃除しやすいと感じます。
新品だからともいえますが、見た目がすっきりして洗面所全体がより明るく感じられるようになりました。
家族からも「前より足触りがいい」と好評でした。DIYならではの達成感もあり、「自分でここまでできた」という喜びがあります。やってよかったと感じました。
4.よくある疑問Q&A
ひととおり我が家のDIYをご紹介いたしましたところで、「おきピタッとイージー」のよくある疑問について整理してみました。
Q. 施工時に貼り直しはできるの?
→ はい、何度かなら問題ありません。粘着力が大きく落ちることもなく、安心して微調整できます。
Q. 水に強い?洗面所やキッチンでも大丈夫?
→ 塩化ビニル製なので水に強いですが、ジョイント部から水がしみ込む可能性があります。水は早めに拭き取るのがおすすめです。
Q. どのくらい時間がかかる?
→ 今回の洗面所(約1.4㎡)では準備から完成まで2時間ほど。このくらいのシンプルな間取りの面積であれば途中休憩を挟んでも半日あれば十分だと感じました。
Q. 賃貸でも使える?
→ 使えます。ただし、原状回復が必要なお部屋において、もともとの床が劣化している場合は「おきピタッとイージー」を剥がす際に劣化部分が一緒に剥がれる可能性がありますのでご注意ください。
5.お手入れと注意点
普段どおり掃除機をかければOKです。
ただし洗面所など水を使う場所では、タイルのすき間から水分が入る可能性があるので、飛び散った水は拭き取るようにしてください。
また、よくある疑問Q&Aでも触れました通り粘着式ゆえに「剥がす時に床を傷めるリスク」がゼロではありません。これは正直にお伝えしておきたいところ。床のDIYをご検討される際は、お部屋の現状回復が必要なのか、もともとの床の状態はどのくらいの劣化具合なのかをよくご確認ください。
6.他の場所でも活躍します
「おきピタッとイージー」は洗面所以外でも活躍します。
リビングや子ども部屋、寝室や書斎などには、模様替え感覚で楽しんでいただけると思います。
また、たとえば写真のように傷みのひどいところに傷隠しとして使うのも◎。
ご実家へのプレゼント感覚で貼り替えを手伝うのもおすすめですよ。

簡単に床リフォームができるので、使い方の幅が広がります。
7.さいごに
床だけでも貼り替えると気分が変わりますね。
身近な道具で手軽にできるDIYなので、「自宅のキッチンの床をきれいにしたい」「実家の床を貼り替えてあげたい」といった時にもおすすめです。
「おきピタッとイージー」、ぜひ試してみてください!
【ご紹介した商品】
施工手順(準備~カット~貼り広げていく~仕上げ)までの動画はこちらです。