川島織物セルコンが、京都の自社工場で作った布は、企画から生産まで、ほぼ全ての工程を自分たちで手掛けた布。分業が一般的な織物業界において、ていねいに作られた珍しいプロダクトです。

全ての工程があるから、わかること

京都駅から北へ約40分、市街地の喧騒が嘘のような緑豊かな環境の中にある川島織物セルコンの工場。実はこの工場、非常に珍しく、織物の企画・デザインから染色・織など織物が完成するまでのすべてが出来るだけでなく、伝統的な手織りと量産に対応する現代の機械織の双方を兼ね備えている、いわば織物の博物館のような工場なのです。
日々、さまざまな織物製作の工程に接している従業員は、織物への興味が尽きず、革新を続けています。

こだわることが出来る環境

自社内で全てできるからこそ、こだわりも可能。少し色を変えてみよう、少し糸の太さを変えてみよう、そんなことは日常茶飯事。工場内に前後の工程があるから、ちょっとした変更や実験ができて、技術者の向上心はとどまるところを知りません。