
この時期に七夕飾り?
こんにちは、ショップの企画スタッフNIです。
当社の帯の図案をもとに製作した七夕飾りの「ぬり絵」を、先日体験してみました。
「七夕はもう過ぎたのに、どうして今?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は七夕といえば多くの方が7月7日を思い浮かべますが、地域によっては旧暦に基づき、8月に行われることもあります。
七夕は中国から伝わった日本の伝統行事で、平安時代から行われていたとされています。現在では短冊に願い事を書いて笹に飾るのが一般的ですね。
また、全国各地で七夕のイベントが開催されており、有名なものとしては「仙台七夕まつり(宮城県)」などがあります。
川島織物セルコンの本社がある京都でも、旧暦の七夕にあたる8月に「京の七夕」としてイベントが行われ、盛り上がりを見せています。
七夕の由来や楽しみ方については、こちらの記事をご覧ください。
≫KAWASHIMA STORIES/家族で楽しむ七夕~7月7日浴衣で笹飾りを作ろう!~
久しぶりの色鉛筆、そして意外と悩む配色
さて、ぬり絵の話に戻りましょう。
本当に久しぶりに色鉛筆を手に取りました。いや、そもそも最近は鉛筆すらあまり使っていないかもしれません。
色鉛筆の芯は鉛筆に比べて柔らかく、図案の線からはみ出さないように塗るには、少し力を入れて丁寧に進める必要があります。そのためか、どんどん芯先が丸くなっていきました。まず縁取りをしてから中をさっと塗るようにしていたのですが、勢い余って芯が砕けてしまうことも。細かい部分が多かったので、太くなった芯では塗りづらく、意外と苦戦しました。
もう一つ「しまった!」と思ったのは、配色をあまり考えずに塗り始めてしまったこと。
大きな柄は同系色でまとめながらも、柄の中の細かい部分では、隣り合う色が同じにならないように注意して塗り進めました。
あらためて感じたのは、柄を考えるのも大変だけれど、その配色を決める作業は本当に難しいということ。
日頃からこの作業をされている当社の開発の皆さんには、心から敬意を表したくなりました。

夢中になることで得られるリフレッシュ効果
几帳面な性格が出たのか、すべて塗り終えるのに約1時間半かかりました。
でも不思議なもので、本当に夢中で集中していたからか、終わった後は気持ちがすっきりとリフレッシュされていました。
たまにヨガやピラティスもしますが、それに近い感覚です。
他のことを考えず、ひとつの作業に集中することが、これほどリフレッシュになるのかと、あらためて実感しました。
もちろん、開発を仕事として取り組んでいる皆さんには責任もあり、リフレッシュという時間にはならないと思いますが、私はこの「ぬり絵」を純粋に楽しめた貴重な時間となりました。
ぬり絵を終えたあとは、和装姿に仕上げるために切り取る作業を行いました。時間としては10分ほどでしょうか。
個人的には、ハサミよりもカッターと定規を使って切る方が、早くてきれいに仕上がると思います。もちろん、カッターマットはお忘れなく。
今年も暑い日が続くと思いますので、日中にお子さんと一緒にぬり絵でもいかがでしょうか。
今回の撮影いただいたKさんからは「こういうことをやると性格出るんですよね」と一言言われました。確かにその通りかもと思いました。
お子さんと是非取り組んでもらって、お子さんの配色の想像力や性格を知るよい機会になると思います!

このぬり絵はこちらのサイトからもダウンロードできます
◆京の七夕:紙でつくる きもの姿の七夕かざり 紙衣をおうちでつくろう!