Red Dot Design Award 2025 受賞製品
KOTOSOME『ZENGARDEN』は、神の哲学に根ざした枯山水の世界を、一枚のラグに映し出しました。
着物のシルエットを思わせるフォルムが特徴です。
ウールとポリエステルを撚り合わせた意匠撚糸で、砂の粒のテクスチャーや色のミックス感を繊細に表現しました。
伝統と素材の美しさを、空間にさりげなく取り入れるラグです。
カラーはブラック1色展開、140×200cmの1サイズ展開です。
―KOTOSOME/コトソメについて―
KOTOSOME/コトソメは古都京都にある川島織物セルコンの本社工場で作られるラグのコレクション。
職人の手仕事を大切にしながら、染色・撚糸・製織・仕上げを行っています。
コトソメのラグの原料に使うウールは、毎年行われる羊の毛刈りで得られる再生可能な天然素材。使い終えた後は自然に分解され、土に還る環境性の高さでも選ばれています。
ウールは“呼吸する繊維”とも言われ、空気中の湿度に合わせて湿気を吸ったり放出したりする調湿性を持ちます。
そのため、夏はさらりと爽やかに、冬は空気を含んだふんわりとした暖かさを保ち、年間を通して快適な室内環境をサポートします。
また、表面がごく薄いタンパク質膜(エピキューティクル)で覆われているため、水滴や汚れをはじきやすく、お手入れも簡単。ほこりも絡みにくく、日々の暮らしに寄り添う上質さがあります。
さらにコトソメでは、糸を染める工程で防汚加工・抗菌防臭加工を施す独自の技術を採用。繊維そのものに機能を持たせているため、効果が長持ちし、清潔で美しい状態を長く保てます。
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1955年にドイツで設立された国際デザイン賞で、ドイツの「iF Design Award」とアメリカの「International Design Excellence Awards(IDEA)」と並ぶ、世界三大デザイン賞の一つ。
「プロダクトデザイン」「ブランド&コミュニケーションデザイン」「デザインコンセプト」の3つの分野で構成され、デザインの革新性や機能性、人間工学、エコロジー、耐久性など9つの基準から審査されます。
日本のカーペット産業では初めての受賞となります。