【受注生産品】 Morris Design Studio ザ・ブルック パネル

ウィリアム・モリスは、19世紀の英国の工芸家、デザイナーであり、“近代デザインの父”といわれています。社会思想家、詩人などとしても知られ、その生涯の中で実に多彩な活動を行いました。“すべての装飾の仕事には、芸術監督が必要である”として、室内装飾の総合的なデザインに力を注ぎました。その活動はやがて“アーツ&クラフツ運動”として広がり、後世に大きな影響を与えました。100年以上経った今でも、豊かな英国の自然をモチーフにして創作されたパターンによる壁装やファブリックデザインは、多くの方々の心を捉え、愛され続けています。
英国で生まれ、時代を超えて川島織物セルコンの持つ織りの技術が融合したMorris Design Studio（モリスデザインスタジオ）のコレクションは、モリスのデザインとテキスタイルの特性を活かしたカーテン以外の商品も加わり、モリスの新たな魅力を生み出しています。

『ザ・ブルック』は、ジョン・ヘンリー・ダールによるタペストリー《ザ・ブルック》や《ホーリー・グレイル》の装飾帯からインスピレーションを得て生まれたもの。
中世タペストリーを思わせるクラシカルな森の中の曲がりくねった小川のそばで草を食べる鹿をデザインしたものを、多彩な色と緻密なディテールで美しく表現。
鹿や木々を、織り組織やテクスチャーに変化をつけながら表現することで、奥行きと動きのある豊かな表情を生み出しています。

当社ならではの織物による表現
織物にしかできない質感の違いや立体感を、デザインの世界観からストーリーを作り、それぞれのモチーフに役割を持たせ、どこを見ても美しく見ごたえがあるように、森の情景が生き生きとして見える表現を盛り込んでいます。
プリントでは鹿と木の幹や葉の色は同じ茶系ですが、織物にするにあたり、自然の姿をイメージして、色だけではなく鹿の柔らかな姿、幹の硬さ、きりりとした葉など立体感や奥行き感でそれぞれの特徴があらわれています。
葉の緑も木によって織組織を変えて多種多様なテクスチャーで表現。
全体的に配色毎に色が違ってもベースに対してのコントラストを意識して、木々や花が細部まできれいに見えるようにしています。遠目で柄の良さと、近めで織の良さを、どこを見てもきれいになるように変化をつけて、プリントにはできない表現を作り込みました。

Morris Design Studioの織物を使用してファブリックパネルに仕上げました。
生地が織物であることで、平面的なパネルに立体感や色の深みを表現し、お部屋に１枚飾るだけで空間の印象を大きく変えてくれるアイテムです。
インテリアアイテムとしてだけでなく、絵画のように飾っていただくことでアートのひとつとしてお楽しみいただけます。
40×70cmは狭い壁面にも飾りやすく個人のスペースに飾りたい方や複数枚を飾って自分だけの組合せを楽しみたい人におすすめです。
70×60cmは玄関の床やチェストなど家具の上に置いてもバランスが取りやすいサイズ感です。
70×120cmは生地巾いっぱいに大きく柄取りしたモチーフがインテリアの主役となり寂しい印象にならず壁に映えます。