桜の開花宣言から、春の暖かさにさそわれて満開の便りも聞こえてくる頃になりました。
いよいよ春本番です。今年はいつもより、ちょっと素敵な春を楽しみませんか?
着物を着て、お花見へ出かけましょう!

各地のお花見スポット
今回のブログでは、各地域でも有名な着物姿も似合うお花見スポットのご紹介と、着物で
お花見をする時のポイントなどもまとめてみました!
桜が美しい場所はたくさんあって書ききれませんが、まずは各地の代表的なスポットを…。
◆北海道・東北
五稜郭公園(北海道)
星形の城郭と桜の組み合わせが美しい公園です。タワーからの景色一望も良いですね。
弘前公園(青森県)
日本屈指の桜名所で、弘前城と一緒に楽しめます。
北上展勝地(岩手県)
みちのく桜の三大名所の一つ。北上川沿いに続く桜並木が圧巻です。
◆関東
上野恩賜公園(東京都)
都内屈指のお花見スポットで、賑やかな雰囲気。美術館、博物館へ立ち寄ってアート鑑賞も楽しめます。
大宮公園(埼玉県)
池を背景にした桜が人気。園内が満開の桜でピンク色になります。
小田原市城址公園(神奈川県)
天守閣やお堀周辺をソメイヨシノが彩ります。水面に映る夜桜も美しい。
◆中部
高遠城址公園(長野県)
桜の名所100選にも選ばれる「タカトオコヒガンザクラ」が見事。
兼六園(石川県)
日本三名園のひとつで、しだれ桜が美しく着物姿も映える公園です。
三嶋大社(静岡県)
歴史ある神社と桜のコントラストが魅力的。
◆関西
大阪城公園(大阪府)
お城と桜の景色が壮観で、広い敷地でのんびりとお花見を。
醍醐寺(京都府)
豊臣秀吉が花見を催したことでも知られる醍醐の桜。様々な種類の桜を楽しめます。
奈良公園(奈良県)
鹿と桜の共演が楽しめ、穏やかに時間が流れているような空気感。
◆中国・四国
岡山後楽園(岡山県)
日本三名園のひとつで、風情あるお花見ができます。
錦帯橋(山口県)
木造の美しい橋と桜が相まって、とても絵になる景色です。
栗林公園(香川県)
大名庭園として有名で、桜と和の風景が調和しています。夜桜もあでやかです。
◆九州
舞鶴公園(福岡県)
福岡城跡の石垣と桜が絶景です。
熊本城(熊本県)
復興が進む熊本城と桜が美しく、歴史を感じられます。
西都原古墳群(宮崎県)
桜と菜の花が一面に広がる、春ならではの圧巻の風景。
着物でお花見を快適に楽しむコツ
お花見の一日を着物で楽しく過ごすために、お出かけ時のポイントをまとめてみました。

・歩きやすい履物を選ぶ
慣れた草履や下駄で足元を快適に。長時間でも歩きやすいように鼻緒を柔らかくしておくのもおすすめです。
・気温差対策をしっかり
お花見の頃はまだ温度差があるもの。朝晩は羽織やショールで防寒、暑い日は麻や木綿のインナーや襦袢で快適に。
・着崩れ防止のポイント
帯は下のラインを締めて結ぶと、苦しくなく過ごせます。衿が浮いてきたら襦袢の背側を下へ引きましょう。座る前には着物の裾を整えるとはだけにくくなります。
・便利な小物を用意
バッグの中には、手を洗ったりする時にたもとを留めるクリップや、腰紐、安全ピン、晴雨兼用傘などを忍ばせて快適に。
・汚れ防止
お食事の時は大判のハンカチを胸元から膝に。ウェットティッシュなどを携帯するのも良いですね。
帰宅後のお手入れも大切です
帰宅したら、
・数時間陰干しする
着物や帯は日陰で風通しの良い場所で数時間干し、汗などの湿気を飛ばします。
・ほこりを落とす
柔らかい綿素材のタオルや、衣類用のブラシなどで着物などについたほこりを優しく払い落としましょう。
・しまう前に汚れをチェック
たたむ時には、汚れやシミなどが無いか全体をチェック。もし汚れがついてしまった場合は、着物のお手入れができる専門店へクリーニングに出すことをお勧めします。
木綿やポリエステルなど、洗える素材物はお家でもお手入れが簡単です。
そうしてお手入れおくことで、次回も気持ちよくお出かけできますね。
この春は、満開の桜の下で素敵な一日をお過ごしください☺